2024/03/10 - 2024/03/10
121位(同エリア128件中)
くわさん
土讃線は何度も乗りましたが、すべて特急や急行(1980年代は急行あしずり、高松-中村が運行されていた)でした。四国を離れたある日テレビを見ていると、土讃線の坪尻という駅が紹介されていました。
その番組によると「駅周辺は全く民家がないのに駅がある。この駅はどんな人が利用しているのか調べてほしい」というものでした。番組内では近くのおじいさんが徒歩でこの駅までやって来て、日常の買い物とか通院で利用しているとのこと。他の利用客はおらずその老人家族のみが利用しているようでした。
その後「秘境駅」という言葉がはやりだし、この坪尻駅も見事秘境駅に認定されたようです。
以前、飯田線の秘境駅、小和田駅へは行ったことがありますが、この何度も通り過ぎただけの坪尻駅へ行ってみることにしました。
↓小和田駅
https://4travel.jp/travelogue/11382001
正統な乗り鉄諸氏からは「車で秘境駅に行くとは何事だ!」とおしかりを受けそうですが、軟弱トラベラーだと笑って見過ごしてください。今度は鉄道で参じることをお約束します。
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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坪尻駅へは旧国道319号線(現県道5号線)から入ります。入口に車一台分の駐車スペースがあり、近くにも営業を終了したドライブインの駐車スペースもあります。
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遠くに民家が見えます。テレビに出ておられた方はこの辺りの方だったのかもわかりません。
こちら側ももう少し池田寄りに集落があるようです。 -
ここが駅への下り口。
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ここから山道を下ります。この辺りは楽天回線は全く通じませんでした。
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こんな山道を下っていきます。
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けものみち状態です。
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人ひとり分の道幅。
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このようなつづら折りの道を下っていくと・・・
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下になにやら家のようなものが見えてきました。
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最後の曲がり角を曲がると家が見えてきました。
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人は住めるような状態ではありません。
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もともとここでお店でもしていたのでしょうか。
震度3程度でも崩れ落ちそうなので入らないようにしましょう。そもそも入ったら住居侵入罪ですね。 -
廃墟から踏切が見えます。
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この踏切を渡ると坪尻駅。
当然警報器もなく、特急が突然高速で通過するので横断には最新の注意を払います。 -
あれが坪尻駅です。(踏切の手前から)
この右(高松側)はトンネルなので、列車が接近してきても音がほとんどしません。なので踏切横断の際は細心の注意が必要です。 -
踏切を渡ると広場があります。駅前広場?
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坪尻駅駅舎です。左に早咲きの桜が咲いています。
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駅前にはこんな注意書き!
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駅舎に入ってみましょう。
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勿論無人です。意外と「ちゃん」としています。
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運賃表
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POLICEコーナー?
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ホームに出てみましょう。こちらが阿波池田方面。
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こちらが琴平方面。左側の線路はこの先行き止まり。
このように勾配がきついので、琴平へ行く列車は一旦後ろに下がって加速をつけて坂を登りトンネルに入ります。 -
誰が造ったのか駅名標。
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これは密着ベンチだわ。
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意外とポスターとかが多いですね。左の紋はなんの紋?
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そうこうしているうちに高知行の特急がやってきました。
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次の列車を待ちましょう。
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早咲きの桜。坪尻駅還暦記念、平成22年1月11日と書かれています。
平成22年は2010年ですね。いまから14年前。ということはこの駅舎、74歳ですね。 -
こちらは正式な駅標。
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駅舎も意外と立派です。
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落書き帖があります。
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こんなんいいですね。書いてみたいですが、車で来た「ズル」をしたので、次回のお楽しみに。
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スタンプもあります。
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ええ~、津軽半島から帰ってきた~。盗まれた? 何かの間違いで行ってもた? いきさつを知りたいですね。
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生い立ちが詳しく書かれています。
もともと駅間の距離が長いため列車がすれ違うことを目的にして信号所として造られたのが最初だそう。
それから駅に格上げされ、当初は利用客も多く駅員も10人いたのだそう。 -
いろいろと張り紙がされています。
スタンプのことが書かれています。忽然と姿を消したとのこと。盗んだのなら他の駅で発見されることもないだろうし・・・謎が謎を呼びますね。 -
もうすぐアンパンマン列車が来るはずです。
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13:34、来たっ!
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アンパンマンが・・・
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「あっ」という間に行ってしまいました。
列車はこのトンネルを抜けると、社葬がそれまでの険しい山並みから緩い山ののどかな里山風景に変わります。 -
そろそろ戻りましょう。
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踏切横に通過予定時刻が張り出されています。
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踏切はこんな感じ。
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お客さんがひとりやってきました。明らかに乗り鉄さんです。
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あと30分ほどで普通列車が来るようです。
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今度は是非鉄道で来ましょう。
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汗をかきかき無事戻ってきました。
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なんとバスでも来ることができそうです。
この上には坪尻駅を俯瞰できる展望台があるそうなので、バスと絡めるとよさそうですね。 -
県道から見える集落。おそらく坪尻駅の利用はこの辺りの集落からだったのでしょうか。
京都にもありましたが、山道を走っていると突然集落に出くわすことがありました。土讃線沿線にはこのような山の上の集落が多いですね。平家と源氏の時代にさかのぼるのでしょうか?
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