2024年7月 夏の1泊新潟温泉旅「ryugon」

朝8時半過ぎに自宅を出発して、途中東京を出るまでに少し渋滞があり、高坂SAで休憩。
最近の猛暑が身体に堪えます…
水分補給を兼ねて、アイスカフェラテと千本松牧場のソフトクリーム。
美味し。

12時半頃に魚沼の里に到着。
東京は35度超えの猛暑日でしたが、新潟に近づくにつれ雨が降ってきて28度くらい。
湿度は高いものの、だいぶ過ごしやすい気温です。

雪室見学の予約をして（13:30の回）昼食を食べようと敷地内のお蕎麦屋さんへ。
雪室見学は事前にネットで予約をしておいた方が安心ですが、到着時間が読めなかったのと、平日だからそんなに混んでいないかな、との予想で現地で予約＆決済をしました。
平日にもかかわらず、お蕎麦屋さんは結構混んでいて、3組待ちくらいでした。

野菜天せいろ。
へぎ蕎麦が有名な地域ですが、こちらのお店はあえての江戸前とのこと。
野菜の天ぷらがサクサクで美味しかったです。

魚沼の里は、日本酒「八海山」の酒蔵を中心に、カフェ、ショップ、レストランがある施設です。
結構広くて、お散歩しながら見て歩いたりすると楽しそう。
あいにくの雨でしたが、「菓子処さとや」でバウムクーヘン買ってみたり…

https://www.uonuma-no-sato.jp/

「つつみや八蔵」を覗いてみたり。
今回は行きませんでしたが、広い敷地内には他にもビール醸造所やビールバー、肉料理のレストラン、パン屋さんなどもありました。

そろそろ時間なので、八海山雪室に向かいます。

13:30からの雪中貯蔵庫見学ツアーに参加します。
参加費は500円。（日本酒 or 甘酒の試飲付き）

日本酒の貯蔵タンクのある雪室に入ると、気温は5度！
涼しいを通り越して寒いです。
まさに冷蔵庫の中にいる感じ。

こちらが雪室の雪。
今年の2月にここに運び込まれた雪だそうです。
１年に１回の雪の搬入で、１年間ここが冷蔵庫になるんですね。
エコです！

天井いっぱいまで入っていた雪が現時点では２mくらい溶けた感じだそうです。
東京が毎日暑過ぎて、羽織るものを持って来る気にならずTシャツ１枚なので、寒くなってきましたｗ
すごく面白い経験ができて、参加できて良かったです。

焼酎の貯蔵スペースの奥に試飲ができるカウンターがあります。
八海山酒造は日本酒だけなのかと思っていましたが、米焼酎も造っているのだそうです。オーク樽で熟成中。

甘酒いただきましたー。
美味しいけど、かなり甘いです。
甘酒って飲む点滴なんて言われますよね。
栄養満点なんでしょう。
夏バテの人にはとても良いんじゃないでしょうか。
ちなみに、私は毎年夏バテとは無縁です(^^;)　（全然痩せない…）

14時半に宿に着いてしまいました。
（チェックインは15時から）
駐車場は道の反対側なので、とりあえず道路を渡って向こう側へ、
と思っていたらスタッフの方がお出迎えしてくださり…

真っ赤な大きなソファでチェックインしていただけました。
すぐに部屋にも案内していただき、ありがたいです。

ちなみに靴は入口で脱いで、館内は裸足です。

畳敷きの長い廊下を進み…

お部屋に到着。
入口を入るとすぐ横にトイレ。

２段ぐらい上がって中に入ると…

クラシックスイートというカテゴリーの部屋です。
「南魚沼市六日町に古くからあった庄屋を移築した純和風の客室」に露天風呂がついています。

テレビもあるし（名古屋場所開催中）、布団じゃなくてベッド（厳密にはマットレス）なのも嬉しいです。

奥には露天風呂と中庭に面したテラス。

実際には１回ぐらいしか出ませんでしたが(^^;)
素敵な空間 (*´▽｀*)

お風呂の前には洗面・脱衣所。
バスローブもありました。

ちなみにチェックインの時に、浴衣 or スウェット風館内着のどちらか、サイズも希望を伝えてそれを用意してくださるので、それもエコだしサイズが合わなくてまた持ってきてもらうとかの二度手間もなくて良いと思いました。

洗面台。
お風呂、シャワー、洗面台周りは最近リノベされたばかりのようで、新しくてきれいでした。

スキンケアアメニティはOSAJI。

部屋に置かれているのは歯ブラシとスキンケアアメニティだけで、それ以外はアメニティスペースからピックしてきます。
それにしても、こちらの旅館、広いです。
ここに載っているのは「クラシック」カテゴリーの部屋で、こことは別にヴィラスイートが10部屋ぐらいあるみたい。

部屋の露天風呂。
かけ流しではなく循環のようですが、常に循環してて、とても気持ちの良いお湯でした。
大浴場も良かったですが、お湯の温度はここが1番適温だったなぁ。
露天風呂付きの部屋にして正解。

早速、大浴場に行ってきまーす。

館内が広いので、結構遠いですｗ
途中にはこんなギャラリー風スペースとか…

水田を望むテラスがあったり。

貸切風呂もありました。
空いていれば自由に無料で利用可能だそうです。
部屋に露天風呂があるので、こちらはちょっと覗いてみただけで入りませんでした。

大浴場の脱衣場。
一番乗りでした。
フェイスタオルは置いてあります。

大浴場。
内風呂と露天風呂。
左手に見切れていますが、小さめですがサウナがありました。
黒い丸い浴槽は水風呂で、地下水で冷たくて良かったです。
泉質は、ナトリウム塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)。
無色透明で無臭で特徴がないように見えますが、少し熱めのお湯がじーんと沁みわたって気持ち良かったです。

囲炉裏ラウンジ。
奥にもコワーキングスペースっぽいのがあったり、手前の和室もチェアが置かれていて自由にくつろげるスペースがかなり広いです。

自由にいただけるお菓子や飲み物が用意されています。
夕方には日本酒と梅酒かなんかもあるみたいでした。

今回の旅行は初めは修行を兼ねて秋田に行こうと思っていたのですが、航空券を予約しようとしたタイミングでクレジットカードの不正利用でカード再発行することになり、それに伴ってAMC番号も変更になる関係で、しばらく航空券予約を見合わせることに。
カード再発行されてからサイトを見てみたら航空券の値段が倍ぐらいになっていたので、秋田行きは止めました。
じゃあ車で行ける秘湯を守る会の宿に行こうかということになったのですが、なんかあまりピンとくるところがなくて…
前から気になっていたryugonに空きがあるので行ってみようか、と決まったのは1週間ぐらい前でした。
結果的にはここに来ることにして良かったです(*^^*)

部屋の電話が黒電話でした。
横にあるタブレット端末とのコントラストがおもしろいｗ

17時半から夕食＠メインダイニング。
庭が見える窓側の席に案内していただきました。

「雪国ガストロノミー」
・稚鮎米粉フリット　グリーンオイルと夏野菜のピクルス
・県内産枝豆のポタージュ　アンチョビオイル

「雪国渡世」
酢豆→とうまめフリット→八海山甘酒豆腐
佐渡マグロ・梅オクラ→越の鶏と糸瓜→水蛸の酢の物
トマトマリネ・焼きチーズ→ズッキーニそぼろ煮→焼き茄子酒盗かけ　

見た目地味な感じですが（失礼）どれもとても美味しかったです。
マグロに梅オクラって初めての組み合わせでしたが美味しい！

・日本海天然甘鯛　夏の香り焼き
・A5ランクにいがた和牛ロースト　山葵おろし添え

お肉もやわらかくて、山葵おろしでさっぱりいただけて美味しい♪

魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米
けんちん汁
魚沼夏の7つの味（7種類の野菜・山椒・味噌を刻んで混ぜたもの）

お米も言わずもがな美味しいです。
けんちん汁と野菜漬けも身体に良いことが実感できる美味しさ。

ココナツミルクと八色スイカ
…とメニューには書かれていましたが、八色スイカが入ってこなくて県内産のスイカです、とのことでした。
八色スイカって知らなかったのですが、この辺のブランド西瓜なんですね。
スイカ好きですが、知りませんでしたー。

とても美味しいお食事でした！
ごちそうさまでした(*´▽｀*)

ラウンジの奥には個室感のあるソファが並んでいたりして、連泊して、こういうところで読書したりしたら最高だろうなぁ。
今度は連泊したいわ～。

翌朝。
おはようございます。
朝日が差し込む中庭が美しいです。

（朝ドラ見てから）8時半から朝ご飯をいただきます。
私は洋食。
切れ込みの入ったプレッツェルブレッドに酒粕クリームチーズやサーモン、ハムを挟んでいただきます。
ちょっと珍しくて美味しくいただきました。

旦那さんは和食。
美味しかったそうです。

ラウンジではクッキーやパンが用意されていて、朝食後なのにコーヒーと一緒にパンオショコラ食べちゃいました。

チェックアウトは12時までなので、めいいっぱいゆっくりしようかとも思いましたが、温泉も堪能して十分ゆっくりできたので、10時半にチェックアウト。

入口の横にはショップ。

宿の入口（右側）。
向かい側にはカフェとかイベントスペースみたいなのや自転車のレンタルとかがあります。
地元のお母さんから郷土料理を教わるクッキングクラスでランチを食べられたりもするみたいで、おもしろそう。
今度は連泊して自転車を借りてサイクリングしたり、郷土料理ランチとかして過ごしてみたいです。

帰る前に1ヶ所だけ観光スポットに立ち寄ります。

「日本のミケランジェロ」と言われている人の彫刻を見られる場所があるということでやって来たのは、西福寺。
日本のミケランジェロは、江戸時代末期に活躍した木彫りの名工・石川雲蝶。

西福寺の中にある、開山堂は江戸時代末期に二十三世蟠谷大龍大和尚によって建てられて、中の彫刻や絵画、漆喰細工はすべて雲蝶が手掛けたものとのこと。

こちらが開山堂。
内部も見学できますが（観覧料：500円）内部の写真撮影は禁止です。

内部は、壁と天井にびっしりの彫刻が迫力ありました。
ミケランジェロと言われるのは、彫刻だけでなく絵や漆喰の作品も手掛けたからなのかなと思います。
襖絵も素晴らしく、才能のある人だったのですね。

外側の彫刻もすごいです。

帰り道で立ち寄った、JAみなみ魚沼　あぐりぱーく八色。
ちょうどスイカの直売をやっていました！

1,000円前後の小玉スイカと3,500円の「金色羅皇」という黄色いスイカを購入。
どちらもとっても美味しかったです♪
スイカ以外にも野菜をいろいろ買って、大満足。

帰りの赤城高原サービスエリアでまたお蕎麦にしちゃいました。
小嶋屋さんのへぎ蕎麦。
やっぱりこのぷつんぷつんとした歯触りが美味しいです。

☆完☆