なぜ、ここにあるのだろう。
「三佛寺(さんぶつじ)」を初めて知った時、まず感じるのはおそらくその疑問でしょう。神宿る山「三徳山」。平安時代から山岳仏教の霊場として信仰されてきました。
山内でことさら際立っているのが、三佛寺の奥院である「投入堂」。その建築方法はいまだ多くの謎に包まれているそうですが、断崖絶壁、標高約520mの岩肌のくぼみと一体化するかのごとく建てられたこの建物は、“日本一危険な国宝”として知られ、神秘的なオーラを放っています。
投入堂までは、片道約1km。崖を登り、木の根を伝う、非常に険しい道程です。
ですが、決して諦めることのないように。清廉な山の空気やところどころにたたずむ荘厳なお堂が、あなたの訪れを待っているのですから。特に、舞台造りの建築「文殊堂」の回廊から一望できる見晴らしは壮観で、感嘆のため息がこぼれるほど。
これまでの道のりが報われる思いをかみしめつつ、「投入堂」参拝前の安堵(あんど)のひとときを、しばし。
クチコミ:投入堂に行くには朝一がおすすめ
ishirockさん
国宝の投入堂に行くにはまず登山道の入り口部分で服装のチェックがあります。滑らない靴を履いているか。また女性は、スポーツ用であってもスカートは禁止ですので注意が必要です。途中にいくつかお寺や鐘ががあったりと休憩がてら立ち寄れます。……もっと見る
- みんなの満足度
- 3.45
- 住所
- 鳥取県東伯郡三朝町三徳(地図)
- 営業時間
- 8:00~17:00
- 休業日
- 年中無休
- 予算
- 子供 200円 入山料/志納金(登山する場合)100円
大人 400円 入山料/志納金(登山する場合)200円